
前回『酒さと遅発型フードアレルギー』で遅発型フードアレルギーの検査はお金がかかる!という話をしました。そこで病院での検査以外に何か自分でチェックできる方法はないかと色々探し回ったところ、いくつか方法を見つけたので紹介したいと思います。
遅発型フードアレルギーで起こる症状
疲労感、無気力、頭痛、膨満感、便秘、下痢、胸やけ、吐き気、胃痛、腹痛、うつ、不安感、不眠、筋肉痛、関節炎、肩こり、湿疹、皮膚炎、肌荒れ、口内炎、ニキビ、鼻水、鼻づまり、副鼻腔炎、ぜんそく、頻尿、PMSなど
遅発型フードアレルギーが引き起こすとされる症状をおさらいです。酒さなど顔の症状以外にも、これらの症状があってかつ原因がイマイチよくわからない。というのがあればそれもチェックしてみるといいと思います。
方法1
- 肉:ラム、チキン
- 野菜:米、サツマイモ、ニンジン、ルバーブ、アスパラガス
- 果物:梨、バナナ、アプリコット、リンゴ、パイナップル(全て皮をむいたもの)
- 脂肪:乳成分を含まないマーガリン、サンフラワーオイル、オリーブオイル
- その他:ハーブやルイボスティー、水、蜂蜜、砂糖、サゴ
- サプリメント:カルシウムを1日に400-800mg、ビタミンB
アレルギーを起こす可能性が低いとされる上記の食品だけで4週間過ごし、それで症状が治まったら、1週間に1品目ずつ、魚介類、豚肉、牛肉、ナッツ、チョコレート、豆類、ジャガイモ、トマト、オレンジ、イチゴ、牛乳、小麦、卵、ピザ、新鮮なフルーツ、最後に鶏卵の順で追加して原因となる食品を見つけていきます。
これは大人のためのチェック方法ですが、参考にしたサイトには0歳からのチェック方法など、子供のための方法も書かれていました。(海外サイトです)
参考:Food Allergy and Intolerances in Detail
方法2
アメリカ食品医薬品局が発表したアレルギー主要8品目を食事から抜いてみる方法。
- 小麦製品(グルテン)
- 乳製品
- 卵
- 魚
- 甲殻類
- 木の実
- ピーナッツ
- 大豆製品
食物アレルギーのおよそ90%はこれらの食品が原因と言われているそうです。これらを一気にやめるのではなく1項目ずつ食事から抜いてみて症状が改善するかチェックするという方法。試す期間は1週間(グルテンのみ4週間)。まず1項目を食事から1週間抜いてみて症状が改善しなければそれは原因食品でないので食べてOK。それを繰り返して症状が改善する食品があればそれが原因という事。
まとめ
方法2の方が試しやすそうですが、どちらもそれなりに時間がかかるし、根気も必要ですね。でも食物アレルギーが原因の場合は比較的早く反応が出るようなので、原因の食品が見つかれば症状が一気に改善するかもしれないですし、病院の検査が受けられない場合は試してみてもいいかもしれません。
くれぐれも栄養の偏りには気を付けて、体調を崩さないように行ってくださいね。それから、原因が見つかった後も、腸内環境の改善を忘れずに。