
生活や食事の中で少しづつ体の中に取り込まれて溜まっていく水銀などの有害重金属。これがうまく排泄されず体内にたくさん蓄積されると、皮膚炎や内臓の障害、頭痛、うつなど様々な体の不調が現れてくるそう。
「ひどい皮膚炎に悩んでいた人が、金属製の歯の詰め物を全て取り除いたら回復した」なんて話、テレビなどでも見たりします。
特に腸が弱っているとこの有害重金属を溜め込んでしまっている事が多いというので、腸の回復と合わせてデトックスも考えてみようと思いました。
重金属が溜まる原因
特に皮膚炎を起こすと言われる水銀は、歯の詰め物(アマルガム)、魚介類、農薬や化粧品の化学物質などから体に取り込まれるそうです。他にも空気中のPM2.5の中にたくさん重金属が含まれていたり、古い水道管からは鉛が水道水に混じったり、色々な場所で体内に入れてしまっている可能性があるんですね。特に日本人は水銀の蓄積が多いようです。
さらに腸内の悪玉菌が水銀を溜め込むので、悪玉菌が多い状態だとより溜まりやすくなってしまうそう。そして便秘だと排出スピードが遅くなり、リーキーガットだと体内に吸収しやすい状態となるので、腸が弱っている人は気を付けた方がいいですね。
できるだけ摂取を避ける
体内に取り込まれる水銀の約8割は魚介類からの摂取という事なので、まず水銀を多く含むと言われている魚介類を食べる頻度を少なくする。後は無農薬野菜を選んだり、水道には浄水器を付けてみたり、できるだけ摂取を避けていると体内の重金属は少しずつ排出されて少なくなっていきます。
水銀を多く含む魚:サメ、クジラ、カジキ、マグロ、キンメダイ、カツオ、スズキなど
サメを食べる機会はそんなに無いですが、マグロは日本ならたくさん食べますね。食物連鎖の上の方にいる大型の魚は水銀を溜め込んでいることが多いそうです。
デトックスする
そしてデトックスでさらに重金属の排出をサポート。70%以上が便と一緒に排出されるので、腸内環境の改善が重要。残りのうち20%は尿からなので、水もたくさん飲んで流し出す。あとは汗をかいたりするのもいいみたいだけど、酒さの人は汗や運動でも悪化する事があるからやっぱり便通改善が一番かな。
そして重金属デトックス効果の高いサプリや食べ物を摂る。サプリメントは有害ミネラルに対して拮抗作用のあるミネラルを摂ると毒性を弱めてくれるそう。水銀なら亜鉛やセレン。
食べ物で言うとパクチー(コリアンダー)がデトックス効果抜群だとか。玉ねぎに含まれるケルセチンも、水銀とくっついて排出されるので玉ねぎもおすすめ。ケルセチンは水溶性だからスープなどで汁ごと食べるのがベター。
玉ねぎの皮茶

ちなみに私は『丈夫な肌(角質層)を育てる栄養素たち』で紹介した亜鉛とセレンのサプリをすでに飲んでいるし、これ以上サプリは増やしたくないな~でもパクチーもちょっと苦手だな~という事で玉ねぎデトックスを取り入れようと考えました!
玉ねぎのケルセチンは皮の方に多く含まれるそうで、無農薬の玉ねぎなら皮から煮出したお茶なんかがいいみたい。面倒なら玉ねぎの皮粉末というのも売られています。これをお湯に溶かしてお茶代わりに飲むだけなのでお手軽。
飲んだ感想は、味はそんなにせず玉ねぎの香りがするお湯。という感じ。濃いと少し苦みがあるかな。最初適量がわからず濃く作り過ぎて胃が痛くなったので、胃が弱い方は薄めからはじめてみてください~。