ゆっくり酒さ治療

酒さ・酒さ様皮膚炎でなかなか治らないけど、ゆっくりのんびり改善していこうよっていう治療日記ブログです。

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2016
06/27

プロトピック(タクロリムス)で起こる酒さについて

少し前に『酒さとプロトピック(タクロリムス)。私の場合。』の記事を書いてからまたプロトピックについて色々調べました。

この前病院(皮膚科じゃない)で酒さについて「薬(プロトピック)やめたのに治らないの?」と言われて「それがなぜか治らないんですよー」というやり取りをしました。これまでネットで酒さについて色々調べてきた中で『ステロイドで起こった酒さ様皮膚炎はステロイドの使用をやめれば緩やかに回復していく』という話を見る事は何度かあったので、やっぱり原因となった外用薬の使用をやめれば治っていくケースもあるのかなぁと改めて思ったんです。でも私みたいに治らないケースもあるわけで、何か参考になるデータはないかと探していました。

そこで個人的にはすごく興味深い論文を見つけたんですけど、その全文データは有料だし英語だしで引用が難しかったので今回はそのデータを一部掲載しているサイトの方を引用させてもらいます。

プロトピックでもステロイドでもリバウンドを起こさない酒さもある

特記すべきは、ステロイドにしろ、プロトピックにしろ、酒さを起こしてきたからといって、中止するとリバウンドが必発というわけではないという点です。約半数は、中止によってすんなりとリバウンドも無く酒さが消えてしまいます。
酒さ成立のメカニズムには、表皮バリア破壊のアルゴリズムが組み込まれている

まさに私が疑問に思っていた点について書かれた論文があったのです~。この論文の全文はTacrolimus-Induced Rosacea-Like Dermatitis: A Clinical Analysis of 16 Cases Associated with Tacrolimus Ointment Application – Abstract – Dermatology 2012, Vol. 224, No. 4 – Karger Publishersにあるのですが前述の通り登録して購入する必要があります…。著者を見るとこの論文を書いたのは日本の病院の医師ですね。

引用元のサイトではプロトピック単独の使用で酒さを発症した患者、ステロイドの後でプロトピックを使用して酒さを発症した患者、それからステロイド単独使用の場合の事も含めてどの程度リバウンドを起こした患者がいたかの情報が載っています。あぁ~っ他にもどんな事が書かれているかすごく気になる…。
でもここに掲載されている表を見るだけでも、最初はどのようなきっかけでプロトピックを使用したのか、どのくらいの期間使用したのか、顔のどの部分にどのような酒さの症状が現れたのかを見る事ができてものすごく参考になります。そして治療の項目にはミノサイクリンと局所用メトロニダゾールのいずれか、もしくは併記で記載されていますね。もしこの辺りの薬が対処療法でなくて根治に利用できるものなのであればいつか使ってみたいなぁと思っています(ミノマイシンは体質に合わなくて使えなかったけど…)。もし完治された方がおられましたら情報をお寄せください!
でもここに書かれているように『リバウンドが起こらない=酒さが消える』というのはどう読み取ればいいのかわからなかった…。論文中に書かれているのかな。

プロトピックでの酒さ、ステロイドでの酒さの違い

それ以降もこの論文の内容をうけてどのような事が考えられるのか、こちらのサイトの医師の考えが書かれています。

酒さ成立のメカニズムには、表皮バリア破壊のアルゴリズムが組み込まれているのです。(だから酒さは灼熱感や易刺激性を伴うのでしょうね)
酒さ成立のメカニズムには、表皮バリア破壊のアルゴリズムが組み込まれている

外用薬が原因の酒さにも表皮バリアの破壊を伴うタイプとそうでないタイプがあり、表皮バリアの破壊を伴うタイプの場合にリバウンドが起こるのではという事でした。先ほどの論文の内容を見てもステロイドの方がこのリバウンドが起こりやすいみたいですね。

ここに書かれているのは『プロトピックではステロイドに比べてリバウンド現象が起こりにくい。プロトピックで酒さを発症した場合のみ表皮バリアの破壊も一緒に起こっている事があり、それがリバウンドに繋がる』という考えですね。つまりここに書かれている話で言えば私はプロトピックで起こる酒さで一番厄介なパターンに陥ってしまったって事なのか~。
同じ酒さでも回復の過程に違いがあるのはこういう事が絡んでいるのかもしれないですね。

もちろんここに書かれている事が全てではないですが、これを読んで今までなぜだろうと思っていた事の一部になるほどな~と合点がいった気持ちです。
酒さでもお化粧できる人もいるし、私みたいに何にでもかぶれてしまうようなタイプもあるし酒さって本当に症状が様々ですね。そして一部の酒さ(酒さ様皮膚炎)では断薬後に時間経過で回復する可能性もあるという事かもしれなです。
私の場合はプロトピックを使用する以前から酒さっぽい症状が出ていたし、体質が絡む酒さだと思われるので体質改善はまだまだ続けながら、自分にあった改善方法を見つけていきたいと思います~。

同じサイトの『なぜ、ステロイドは酒さ(様皮膚炎)を起こすのか?』の記事も参考になるので一緒に載せておきますね。以前に書いた『酒さの悪化因子【小胞体ストレス(ERストレス)】』とも繋がる部分があるので一緒に書いておきますね。

公開日:
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Comments

  • なつさん、こんばんは。
    私は酒さの診断に五年もかかってしまいましたが、最後と決めた大学病院でようやく酒さと診断され、処方されたのがミノマイシンとプロトピックでした。
    ミノマイシンの副作用でめまいになりましたが、服用して3日後、カサカサだった頬に一部つるっとした感触があって、すごく嬉しかったのを覚えてます
    プロトピックは半年間、ミノマイシンは1年ほと飲みましたが、薬を止めて1年以上なりますが、酒さの症状は今も全くありません。
    肌に赤みは今も残ってますが、長い間ひどい状態だったから、色素沈着しちゃったのかな
    あくまで私の場合ですが、酒さの治療としては、ミノマイシン+プロトピックがとても有効だったと思います。
    どなたかの治療の参考になれば幸いです。

    • みわさん
      プロトピックに関する体験談ありがとうございます。プロトピックは良くなったケース、リバウンドなどが起こったり悪化したケースと両極端な意見があるので治療として選択するかどうかは専門的な知識がある医師と十分に相談するとか、最終的には自分で選ぶしかないのかな…と思います。
      こうして色々な方のお話しがあって判断材料が増えるのは良い事ですね。ありがたく思います(*´∀`*)

  • なつさん、いつも優しいコメントをありがとうございます。
    酒さの診断が下る前に行ったクリニックで、病名も分からないけど、とりあえずつけとけば?という感じで単体でプロトピックを出された時はあまり効果が感じられず、すぐやめました。
    勝手にミノマイシンとの併用が良かったのかと思ってたのですが。
    でもなつさんもプロトピックで酒さになっておられますし、恐い薬に違いはないですね。
    軽率なコメント、申し訳ありません。
    どうか、よい治療方法が見つかりますように。

    • みわさん
      いえいえ。酒さという病気の原因がハッキリとせず、診断も病院によってまちまちな以上どんな治療の可能性も考えてみるべきだと私は思っています。ただプロトピックやステロイドは悪化要因となった時に結果が重いので、私もブログの書き方を気を付けなければいけませんね。
      本当に、辛い思いをしている人がたくさんいるので早く良い治療法が見つかって薬の承認も進めばいいですよね。

  • なつさん、はじめまして。
    私はもともと酒さ気味の肌で、3年前に顔の湿疹でステロイドを処方され2ヶ月の長期間使用していました。治りが悪く、ステロイドはやめようと決意し別な病院を2、3件転々として今は日赤病院の先生にお世話になってます。今はミノサイクロンとビタミン剤、漢方を処方してもらってます。日赤の前に行った皮膚科でプロトピックを塗るように言われ、最初の一週間は綺麗になったのですが時間が経つとみるみる悪化して赤みと痒みが酷い酒さ用皮膚炎になってしまいました。これはお手上げだと、今の日赤病院に紹介状を出されて通っています。脱保湿、水洗顔でがんばっていますが毎回鏡で自分の顔を見るたび悲しくなります…。少しずつ少しずつ治ってくれることを願って日々過ごしてます。

    • ゆかさんはじめまして。
      元々赤みの出やすい肌質ってありますよね。私もそうでした。
      皮膚トラブルで病院へ行くと本当に簡単にステロイドやプロトピックが出てきますよね。有用なお薬だという事も分かるのですが、処方する前に酒さ様皮膚炎のリスクがある事をせめて説明して欲しいなと思います。多くの患者さんはそんな事知りようもないという場合がほとんどだと思うので…。
      私も時間は掛かりましたが自分の肌の反応を慎重にみながら良さそうだなと思う事を色々と取り入れて少しずつ回復させていきました。顔を完全に隠して過ごすことは難しいし、気持ちの面でも辛い事が多々あると思いますが、負けずに治療を続けてください(ง •̀_•́)ง早く悪化期から脱出できますように。

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