ゆっくり酒さ治療

酒さ・酒さ様皮膚炎でなかなか治らないけど、ゆっくりのんびり改善していこうよっていう治療日記ブログです。

HOME > 酒さに関すること > 酒さと活性酸素種の関連&抗酸化の話
2016
07/01

酒さと活性酸素種の関連&抗酸化の話

最近、酒さの治療薬に使われる『テトラサイクリン系抗生物質』『メトロニダゾール』『アゼライン酸』の酒さに対する作用の中にどれも『活性酸素種』に対する効果が書かれているのに気付きました。
これまで酒さに良い食べ物や食事療法のサイトで「抗酸化するべしするべし!」と口酸っぱく言われているのを見ても「そうだよね。抗酸化は健康にもいいもんね」と『抗酸化=良い事』という漠然とした感覚で受け止めていたのですが、もしかしたらもっと何か重要な事があるんじゃないかと思って調べてみたのです。今日はその活性酸素種と抗酸化の話。

酒さと活性酸素種

2004年のアメリカの資料に『酒さの炎症は好中球などによって放出される活性酸素種が関連していることが示唆され、メトロニダゾールおよびテトラサイクリンなどを含む酒さの治療薬が抗酸化作用を示す事から作用機序の1つであり得る(要約)』と書かれています(Reactive oxygen species and rosacea.)。
早速私の疑問の答えが見つかったのでこれ前提で進めます。もちろん治療薬の作用や効果はこれだけじゃないので酒さの原因の一つの可能性の話という事で。

活性酸素と言われるのが『過酸化水素』や『一重項酸素』。フリーラジカルと言われるのが『スーパーオキサイド』『ヒドロキシラジカル』。これらを合わせて『活性酸素種』と呼んでいます。

酒さ治療薬の活性酸素種に対する効果

テトラサイクリン系抗生物質、メトロニダゾール、アゼライン酸どれも『好中球の活性や遊走を制御する事により活性酸素種発生を減少させている』可能性が書かれています。
『好中球』は白血球中の顆粒球の中に属しているもの。酵素と活性酸素によって異物を処理するのですが、好中球が多すぎて余ると逆に活性酸素を放出して周りの細胞を傷つけてしまうそうです。
もしお手元に最近の血液検査の結果があれば『白血球像』の項目の中に好中球の項目が(検査項目に含まれていれば)あるので探してみてください。自分の体質を探る手掛かりがあるかもです。ちなみに私はリンパ球の方がやや多めです。顆粒球もリンパ球も体を守るものですがこれもバランスが重要なのですね~。この辺りもまた今度記事にしたいと思います。

活性酸素種と酒さの関係について、見た中で一番詳しく書かれていたのは下記ページかな。
参考:Rosacea, Reactive Oxygen Species, and Azelaic Acid

抗酸化のための食事

活性酸素種は体内でも色んなタイミングで発生しています。飲酒や喫煙、紫外線を浴びた時や添加物の多い食品を摂った時など。これらは日常から避けている方も多いと思うのですが、さっきの好中球の話みたいに何か他の問題で活性酸素種が増えてる事もあるかもしれないですね。

まず体の中の活性酸素を抑えるためには抗酸化物質を摂る事。抗酸化作用があると言われているものを並べると『ビタミンA(カロテノイド)、ビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ10、α-リポ酸、フィトケミカル』などなど。他にも色々あります。体内で作られるカタラーゼやSOD酵素、尿酸も活性酸素を排出するそうなので、この辺りの働きが弱っていると活性酸素種を体内に増やす原因になるのかもしれませんね。

ビタミンA(レチノール)

ビタミンAは主に動物性の食品に含まれています。

レチノールを多く含む:レバー、うなぎ、卵黄など

植物性の食品にはβ-カロテンなどビタミンAの前駆体(プロビタミンA)の形で主に含まれています。

カロテンを多く含む:にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、ブロッコリーなど

植物性の食品からβ-カロテンなどのプロビタミンAを摂取すると体で必要な分だけレチノールに変換されるので過剰症の心配がないと言われています。でも実際変換効率は3割程とあまり良くないようなのでたまには動物性の食品からレチノールの形で摂るのが良いのではと思います。
以前私が鶏レバーを週1くらいで食べてますと言ったのはこのため。でもレバーのレチノール量はかなり多いので摂取量にはお気を付けください~。

ビタミンE

これも脂溶性のビタミン。油分の多い食品によく含まれています。

ビタミンEを多く含む:アーモンド、うなぎ、アボカド、かぼちゃなど

結構摂るのが難しいビタミンですが、食生活に多少気を配ってアーモンドを1日15粒くらい食べてたら摂取量は大丈夫だと思います。私もポリポリ食べてます。アーモンドにはミネラルも含まれてるし。もしアレルギーや体質に合わない場合はサプリメントで。

フィトケミカル(ファイトケミカル)

『アントシアニン』や『イソフラボン』などの『ポリフェノール』、『リコピン』や『β-カロテン』などの『カロテノイド』、他にも『スルフォラファン』や『βグルカン』もフィトケミカルと呼ばれるもの。これらはビタミンよりも強力な抗酸化作用を持っていると言われています。

食品にも良い面ばかりではないので、例えばカカオはポリフェノールたっぷりですけどチョコレートは酒さの悪化要因としてもよく挙げられている食品です。リコピンを多く含むトマトのレクチンはリーキーガットの治療中には向かないし、大豆のイソフラボンは私のように女性ホルモンに関係する治療を受けている場合には避けた方がよい栄養素。
自分の体質や持病、酒さの症状に合わせてうまーく取り入れていく必要があるんですよね。何でも取り入れればよいというわけではないのが難しいところです。酒さのように色んな原因が絡んでいると思われる疾患に対しては特に。

酒さのための食事法でよく出てくるフィトケミカルを多く含む食品はブルーベリーなどのベリー類、ブロッコリー(スプラウト)あたりかな?サツマイモの皮にもポリフェノールが含まれるので食べるなら皮ごとで。緑茶も度々見かけますがカフェインが苦手な方は注意ですね。また見つけたら書きます。

食事療法を振り返る

私は食事療法2か月目から特に脂溶性のビタミンの摂取を意識して増やしました。ビタミンCやB群はサプリでずっと摂っています。水溶性のビタミンと違って脂溶性のビタミンは余った分が排出されずに過剰症を起こす事があるのでできれば食品から適度に摂るのがおすすめ。

これまで特にブロッコリーは摂りたい栄養素が抜群に含まれているのでめちゃくちゃいっぱい食べました。ブルーベリーが酒さにおすすめなのはアントシアニンが豊富でかつ低糖質だから。これも3か月毎日食べました。クルミやアーモンドもキロ単位で消費してるし(これは多分食べ過ぎ)、振り返ると抗酸化食品たちも重要な役目を果たしてくれていたのではと思います。良くないものを抜くのももちろん大切ですが。
最近は食事もかなり気が緩んでゆるゆるなので、やっぱり顔の赤みもそれなりな感じがしています。でももう蒸した塩味のブロッコリーを食べるの飽きたんだなあ~…。

まとめ

ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンA、ビタミンE、亜鉛、アミノ酸あとは水分。これを基本に良いものは色々取り入れてこれからもやっていきたいです。
栄養素は協力して効果を発揮する事もあるし時には拮抗もします。お肌のためにと言うならビタミンAは亜鉛と一緒に摂るとターンオーバーをスムーズにしてくれるし、でも亜鉛は銅と拮抗するので銅も一緒に摂った方が良いと言われていたり…。だから一応銅と亜鉛が一緒に入ったサプリを飲んでるんですけど、考え出したらきりがないんですよね~。必要なものを見極めてシンプルに補うってなかなか難しいと思います。

何にしてもどういうものが自分の症状に影響するかしっかり把握するのが大事ですね。酒さの治療薬でも何が効いたか、どういう時に効いたか、断薬すると症状が戻るとか悪化するとか、そういう変化を見てみると薬の作用機序の段階の中に体の問題が見えてくる事もあるのではないでしょうか。

公開日:
スポンサーリンク
現在コメント機能は休止中です。