ゆっくり酒さ治療

酒さ・酒さ様皮膚炎でなかなか治らないけど、ゆっくりのんびり改善していこうよっていう治療日記ブログです。

HOME > 酒さに関すること > 酒さの原因『胃腸関連』編
2016
03/08

酒さの原因『胃腸関連』編

まだ原因がはっきりと解明されていない酒さですが、これまでの様々な研究でこれであろうと思われるものはいくつか見つかっています。

ここ最近、乳酸菌を飲み始めた事もあって、なぜ乳酸菌が酒さに良いのか?消化器官と酒さの関連を色々と調べていました。
そこで酒さを引き起こす胃腸の病気にいくつかたどり着いたので、その内容をメモとして記事にしておきたいと思います。

酒さの原因といわれている消化器関連の病気

  • ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)
  • SIBO(腸内細菌異常増殖症候群)
  • LGS(リーキーガット症候群)

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)

胃炎や胃潰瘍の原因にもなる胃に住み着く細菌。このピロリ菌がブラジキニンという物質を出すようで、このブラジキニンに血管拡張作用があるため酒さの症状が現れるのではと考えられているそうです。

ピロリ菌と酒さの関連については日本ではあまり情報が無かったのですが、海外のサイトでいくつか記事を見つける事ができました。

H. pylori, a bacteria found in the gut, stimulates the production of bradykinin, a protein known to cause blood vessels to dilate. Experts suggest that this bacterium may play a role in the development of rosacea.
Rosacea: Causes, Symptoms and Treatments – Medical News Today

胃に不調を感じるなら検査をしてみるのもいいかもしれませんね。もしピロリ菌が原因となっている場合は薬で駆除ができるので比較的簡単に対処する事ができそうです。食品ではLG-21や殺菌力の高いマヌカハニー、アブラナ科の野菜に含まれるスルフォラファンがピロリ菌に有効と言われています。

ピロリ菌との関連については下記ページに詳細をまとめました↓
関連:酒さとピロリ菌の関連

SIBO(腸内細菌異常増殖症候群)

SIBO(シーボ)は小腸で腸内細菌が過剰に増える病気で、細菌によって栄養の吸収が阻害され、ビタミンの欠乏などを招くそうです。

ある研究では63名の酒さ患者に検査を行ったところ、約半数にSIBOが見つかり、SIBOに対する治療を行うと46%で酒さ症状の著しい改善がみられたとの事。

In a small pilot study published as a letter in the Journal of the American Academy of Dermatology, about half of 63 rosacea patients also had small intestinal bacteria overgrowth, or SIBO. After localized treatment for SIBO, 46 percent of these patients reported marked improvement of their rosacea symptoms.
Is Stomach Trouble Linked to Rosacea? | Rosacea.org

SIBOの治療法でもテトラサイクリン系の抗生物質が使われるようで、ミノマイシンなどで症状が改善する背景にはこういう事も関係しているのかも?と感じました。ちなみに私はミノマイシンでめまいの副作用が強く出てしまって使えませんでした…。

乳酸菌などで善玉菌を増やし、悪玉菌の餌となるような砂糖や炭水化物の摂取を減らす事でも改善できる場合があるそうです。これも糖質制限と方法が共通してますね。

LGS(リーキーガット症候群)

リーキーガット症候群は、腸の壁が薄くなり本来排泄されるべき毒素や細菌、消化されていない食べ物などが直接体内に侵入してしまう病気です。
分子が大きいまま体内に入った食物がアレルゲンとなり、アレルギー症状やアトピー、炎症を引き起こしてしまうとの事。

体内では、分子量の小さな食物を異物としては認識ぜず、例えば栄養素として認識していますが、大きな分子の食物やバクテリアは、異物として認識され、免疫応答システムによって、その異物に対する抗体が造られることになります。
LGS(リーキーガット症候群)について

これもストレスや抗生物質の服用で腸内菌のバランスが崩れ、悪玉菌、カンジダ菌などが増えた時に腸壁を傷つけて起こるケースがあるようです。他にもアルコールやカフェイン、ピルの服用なども原因に挙げられていました。そう言えば私も子宮内膜症の治療でもう10年くらいピルを服用しています…。

現在は食生活の改善、腸内環境の改善、腸壁の修復で治療する方法が勧められているようです。ビフィズス菌・乳酸菌などを摂り、精製された炭水化物を避け、乳製品、イースト菌を使ったものも避けるのもポイント。理由は乳たんぱくが炎症を起こす事と、イースト菌はカンジダ菌と一緒に悪さをしている事があるからだとか。

つまり乳酸菌はヨーグルトからではなくサプリメントで摂る方がやはり良さそうです。粘膜の修復にはLグルタミンが、腸内のカンジダ菌にはココナッツオイルのカプリル酸が有効(エリカホワイト療法)との事です。カプリル酸がたくさん含まれたバージンココナッツオイルを使うとよいそう。

まとめ

酒さについてはやはり海外の方が情報が豊富ですね。そして多くのサイトで『酒さはいくつかの要素が複合して症状が現れているだろう』と書かれています。外からの治療がうまくいかず、サプリを飲んでも効果が感じられないような長く治らない酒さは消化器に問題があるのかもしれませんね。

そこで、ステロイド外用薬やプロトピックがきっかけで起こった酒さ様皮膚炎と内臓は関係があるのだろうか?と疑問に思ったわけですが、それについては下記の先生が書かれている内容がなるほどなと少しヒントになりました。

同じようにステロイドを塗り続けても、どうして酒さ様皮膚炎ができる人とステロイド座瘡ができる人に分かれるのか、酒さ様皮膚炎が顔にステロイドを塗り続けて起こる単純な副作用と考えると説明ができないのです。酒さ様皮膚炎は、酒さにステロイドを塗り続けて酒さが修飾され、増悪して酒さ様皮膚炎になると考える方がはるかに合理的です。
赤ら顔、脂漏性湿疹、酒さ、酒さ様皮膚炎 | 医療法人あすなろ会 わたなべ皮フ科・形成外科

しかし、乳酸菌はサプリで摂るとして、他にどんなものを組み合わせていくべきかちょっと混乱してきました。でもまだ色々な可能性が見えてきたのもあるし。もうちょっと掘り下げて考えてまた記事にしてみたいと思います。
どれが正しくて自分に合っているのかは、情報を集めてそれぞれ自分に合った方法を見つけていくのが一番良さそうですね。

公開日:2016-3-8
スポンサーリンク
現在コメント機能は休止中です。