ゆっくり酒さ治療

酒さ・酒さ様皮膚炎でなかなか治らないけど、ゆっくりのんびり改善していこうよっていう治療日記ブログです。

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2016
05/08

酒さとピロリ菌の関連

自分にピロリ菌が見つかったので、この機会に酒さとピロリ菌に関する情報を集めてみました。参考になりそうな記事がいくつか見つかったのでここでまとめたいと思います。

酒さとピロリ菌の関連記事

酒さ性ざ瘡の84%に胃の組織よりピロリ菌が検出され,対照者である胃炎患者の45%に比べ有意に高率であったと報告されています
胃の病気について

ここでは酒さ性ざ瘡と限定して書かれていました。要因によってそれぞれ違う症状を引き起こしている可能性はやっぱりあるのでしょうかね。

酒さの患者さんでは、ピロリ菌から放出されるサイトカインが光線過敏症を引き起こし、日光に曝露した部位に赤みを生じさせ、酒さを再発させたり、悪化させたりします。
実際、尿素呼気テストにおいてピロリ菌陽性と診断された酒さの患者さんが、ピロリ菌の除菌によって、96%の人で酒さの症状の改善を認めています
酒さとピロリ菌 | 渋谷セントラルクリニック

こちらのクリニックでは酒さの治療としてピロリ菌の除菌も行っているそうです。サイトカインの事も書かれていますね。何より光線過敏症を引き起こすと書かれているのは私にとって光明であります。私の場合室内でもうっかり窓際で日光にしばらく当たっていると湿疹が出てそれが数か月消えません…。これも治って欲しい。
ありがたい事にこちらのページに参考文献がいくつかまとめられていましたので、それを読んでみました。

Rosacea could be considered as one of the major extragastric symptoms of Hp infection probably mediated by Hp-related cytotoxins and cytokines.
Helicobacter pylori and its eradication in rosacea. – Abstract – Europe PMC

これは海外の資料です。31歳から72歳までの酒さ患者60人に対して行った臨床試験の結果、ヘリコバクター・ピロリの有病率は、一般の人が65%であるのに対して酒さ患者では88%であった。
そしてその患者ら53人に対してピロリ菌の除菌を行ったところ51人が除菌に成功し、その後2~4週間の間に症状が著しく改善したと書かれています。

いくつか見てみましたが、酒さ患者がピロリ菌の保有率が高いというのはデータとしてあるようです。除菌にどれもメトロニダゾールが使用されているので、それも改善に影響しそうなのですが日本では1回目の除菌に失敗した場合のみメトロニダゾールでの除菌が保険適応となります(慢性胃炎や胃潰瘍がある場合)。これは内服薬の話ですが。

ピロリ菌が酒さ症状を引き起こす経路

エフェクター分子(CagAなど)は宿主細胞のIL-8産生を誘導して炎症反応を惹起する他、アクチン再構築や細胞増殖の亢進、アポトーシスの阻害など多様な反応を引き起こし、これが癌の発生に繋がるとも考えられている。
ヘリコバクター・ピロリ – Wikipedia

ピロリ菌はCagAという病原たんぱくを出し、それによってアポトーシス(細胞死)を抑制する事で胃壁で足場を作り定着するそうです。宿主の免疫応答を撹乱してピロリ菌は生存しているんですね。アポトーシスは促進されても抑制されても免疫に異常をきたします。そして今年、このCagAを全身に運ぶ小胞の存在が明らかになったようです。参考:ピロリ菌由来病原タンパク質CagAを全身に運ぶ小胞を発見

さらにこちらの参考資料でピロリ菌に感染していると炎症性サイトカインであるインターロイキン-1(IL-1αとIL-1β)の生産が上昇するとあるので、これは『酒さの悪化因子【小胞体ストレス(ERストレス)】』の話で言えば炎症の項目の『前炎症性ペプチドLL-37と炎症性メディエータIL-1βとの相乗効果で酒さの炎症を悪化させる』この辺繋がらないでしょうか?どなたか読み解ける方がおられましたら教えてください。

その一方で、酒さとピロリ菌の関連は薄い、または一部に限定されるという結論が出た研究もあるので、まだまだ不明と言ったところでしょうか。
いずれにしてもピロリ菌は胃の中だけでなく全身症状を起こす事がわかっているようなので、何かしら免疫系を混乱させている可能性はありそうです。

気になる場合は検査を

ピロリ菌は感染していても無症状である事も多いのだとか。無症状でピロリ菌の検査をしようと思うと自費になってしまうようなので、除菌までとなると結構な額になって気軽に検査とはいかないですが、呼気や血液の検査、自宅用キットなどで簡単にチェックできるので、気になる場合は検査を受けてみるのも良いと思います。胃の症状は無くてもメトロニダゾールで一時期改善したとか、LG-21やマヌカハニーで改善したという場合はヒントになるかな…?特に、小さい子供は家族から唾液を介して感染する事が多いとの事なので、小さなお子さんがいるご家庭は気を付けてくださいね。

そして除菌薬で腸内細菌もダメージを受けてしまうので、食事療法やサプリメントで腸内環境を整えようと思っている方は先にピロリ菌検査を受けておいた方が、私のように残念な結果にならずに済むと思います(´;ω;`)

私は現在除菌中ですので、結果はまたブログで報告したいと思います。除菌に成功しますように!

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Comments

  • ピロリ菌、うまく退治できると良いですね。
    ピロリ菌、リーキーガットなど酒さとの関連って気になりますよね。 いずれにしろ、免疫が重要な鍵のような感じがしませんか? 山崎先生に、酒さはいろいろな要因(体質や環境、発症因子)などか何年、何十年と経て肌の表面に出てくるという意味の話をされた事があります。 (それだけに治る時間もかかるそう。) 私は、その発症するタイミングが他の原因で体の免疫が弱くなった時の様な気がしてるんです。 もちろん、素人考えですが〜(>_<) 発症してしまってからでは遅いかもしれないけど、悪化させないためにも免疫力アップ!目指してます(^。^)

    なつさんのかかられてる消化器と皮膚科の先生も、良い先生みたいですね! やはり先生によってこちらの気持ちもすごく左右されますよね。

    私はサブタイプ1の血管拡張型で、始終ほてりがあります。 悪化すると灼熱感になります。 今は落ち着いていますが、それでもボワッと赤くて首とは全然違う色なんです。 赤くなるとリンゴのほっぺです。 血管拡張型のみだと、丘疹ができて炎症の赤みの人より治るのに時間がかかるようです。 焦らずいくしかないですね〜。
    がんばりましょうね。
    胃が早く落ち着きますように。

    • まるさんこんにちは~。
      胃痛の方はすっかり治まりました!ありがとうございます!後は除菌の成功を祈るだけですo(*・ω・)○
      免疫が鍵というのは私も大いに感じます。酒さの症状が出てから数年経って、単なる外用薬の副作用という範疇を超えている気がするので…。
      色々な要因が時間をかけて表に出てくるというのも、なるほどと思いました。思えば兆候は色々あったように思います。アレルギーがどんどん増えたり。私はストレス爆発期に症状が出たので、そういうのもやっぱりあるのでしょうかね。今も本当にわからない事だらけなので、自分で色々と仮説を立てて自分の体で実験。という事の繰り返しです。
      でもこうして私はこうだったよと話し合う事から発見もたくさんありますね。一人で考えているよりもずっと楽な気持ちで酒さと向き合えます!

      そうなのですよ~最近出会う病院の先生がいい方ばかりなので、病院への苦手意識も薄れつつあります。ドクターショッピングがダメというのもわかるのですが、やはり酒さの場合は病院によって治療方法が大きく変わってくるように思います。

      常にほてりがあるのは辛いですね…。かゆみや熱感は不快ですよね。血管拡張が治りにくいとは私も皮膚科で言われました。私は血管拡張は鼻の下だけで、これは多分長年の鼻炎のせいです。刺激で血管拡張が起こるのは実感しています。酒さのタイプで症状って色々分かれますね。でも、絶対何か原因がある!と思うので、少しずつでも試行錯誤しながらやっていきましょう~!あたたかいコメントにとても励まされます(。→v←。)ありがとうございます!

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