ゆっくり酒さ治療

酒さ・酒さ様皮膚炎でなかなか治らないけど、ゆっくりのんびり改善していこうよっていう治療日記ブログです。

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2016
05/04

【酒さと免疫異常】酒さの研究はどこまで進んでいるのか

今、私の自宅ケアの目標は『腸内細菌叢の再構築』と『免疫力の正常化』です。食事療法でもそこを目指しております。
時間があれば酒さ関連の情報を色々と探し回っているのですが、先日酒さと免疫に関するこんな研究記事に辿り着きました→『酒皶の発症メカニズムとその最新知見:自然免疫機構の皮膚疾患に与える影響
これを読んで「お~めちゃめちゃヒントがいっぱいあるじゃないか」と感動したんです。治療法が書かれているわけでは無いですが、自分の酒さがどうして発症したかを知る手掛かりにはなるんじゃないかと思いました。

ものすごく難しい事がつらつらと書かれていますが、要約すると
『酒さの肌ではカセリサイディンという抗菌ペプチドが異常に増えた状態。この抗菌ペプチドは本来アクネ菌などの働きを抑えるものであるにもかかわらず、アクネ菌などの菌が容易に検出された。つまり酒さの肌においてこの抗菌ペプチドが正常働いていない可能性が考えられる。』
『このカセリサイディンはカリクレイン5というたんぱく質切断酵素によって切断される事で抗菌ペプチドとして活性するが、酒さの場合はこの切断パターンが正常なものとは異なっていた。これはカリクレイン5のたんぱく質分解酵素の異常活性によって切断パターンが変化したと考えられる。』
『酒さの肌ではTLR2というToll様受容体が高発現しており、これがカセリサイディンとカリクレイン5を表皮角化細胞に誘導している。』
という事だと理解したのですが…もし間違いがあれば指摘をお願いします。

それから、テトラサイクリン系の抗菌剤(ミノマイシンなど)には効果の一つにタンパク分解酵素に対する阻害作用がある事、アゼライン酸は表皮細胞のカリクレイン5の発現に影響を与える事、レチノイドはTLR2 の発現を抑制する事も書かれていました。
この話の中で言えばこれらは対処療法であるという事でしょうか。実際ミノマイシンなど、飲んでいる間だけ症状が治まるというのは聞きますね。でも逆に考えればこれらで症状が一時的に治まる酒さはここに書かれている通りの事が起こっている可能性があるという事かもしれないですね。表皮の悪玉菌を抑制する働きが正常でないのならニキビや脂漏性皮膚を併発する事が多いのも納得できるなと思ったり。

ステロイドやプロトピックとの関系

ステロイドやプロトピックで酒さになってしまうという部分に関してはこのようなものがありました。

酒さ,ステロイドによる酒さ様皮膚炎ではTLR2,CAMP,KLK5共に発現の増加を認めた.タクロリムスによる酒さ様皮膚炎ではCAMPのみ発現の増加を認めた
Japanese Journal of Allergology

パターンは異なるみたいですが、どちらも結果的にカセリサイディンを増やすという事のようです。でもこれらを塗るのをやめた後もずっとその状態が続いてしまうというのはどういう事なんでしょうね??そこが知りたい。

カセリサイディンについて

さらにカセリサイディンについてはこちらも参考にしました抗菌ペプチド
カセリサイディン(hCAP18/LL-37)について、血管新生促進作用がある事や活性型ビタミンD3が発現を亢進させるとありますね。日光に当たると酒さが悪化するのはこのせいでしょうか。

マスト細胞とアレルギー

そしてカセリサイディンの生産場所としてマスト細胞とあって気になったのでそこも少し掘り下げてみています。マスト細胞はアレルギーとの関連が調べれば色々と出てきます。マスト細胞は未成熟な状態で体の各所に運ばれ、最終的にそこで成熟する細胞との事。『マスト細胞と腸内細菌の相互作用をターゲットとした 食物アレルギーの制御』にはマスト細胞が腸管で成熟する際に腸内細菌の影響を受ける事がアレルギーに関連している。と書かれています。じゃあ表皮ではどうなんだ~???というところで行き詰ってしまいました。もしかしたら方向ズレていってるのかな…。

知識の乏しい私が考えられる範囲も限られているし、海外の研究資料を読もうと思ってもさっぱり理解できず。無理に自分に都合のいいように切り貼りしてしまうのもいけないと思うので、こういう研究がもっと進めばいいなあと思うばかりです。
自分の肌をいくら観察したって「なるほど、抗菌ペプチドが…」とはならないですからね。どんな小さなヒントでも、公開されているのはありがたい事です。
とにかく何かしらの免疫異常が起こっていると考えて、そちらの方面からの対策も続けてみよう。自分の症状がどんな時に変化するのか、よく知っておくのはやっぱり大切ですね。

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Comments

  • こんにちは。ゆうこです。なつさんは酒さ関連のフィールドに関してもはやエキスパートですね!日々勉強させてもらってます。さて、食事療法一ヶ月です。体重が減り続けたらどうしようと思っていましたが、今は安定しました。肝心の顔ですが、先週から脱保湿をしたら、当然ですが、乾燥と皮ムケがひどいです。常になにかが顔にへばりついてる感じ?ひたすら放置プレイで我慢です。前回はこの方法で、数ヶ月で皮ムケけがおさまり、肌がサラサラになりました。多少色ムラが残りますが、お粉をはたけば、普通の人間として生活できます。なんせ、この皮膚病になって10年です。ありとあらゆる方法を試してきました。脱ステしたときがいちばん辛かったですね。完全にトラウマです。完全に家にひきこもった時期もあります。皮膚と同時に心も病んでしまうんですよね。症状が悪いときは、気軽に外にでれない。肌のことをき気にせずに、友達に会ったり、食事を楽しんだりできない。辛いですよね。わたしはここ数日、家でヨガしたり太極拳をしたりして、自律神経を安定させるようにしてますが、本当は外に出たいな〜。ベランダで我慢です(笑) お互い希望をもって頑張りましょう。またいろいろ教えてくださいね。

    • ゆうこさんこんにちは!
      私はネット上にあったものを集めてきただけなのでエキスパートだなんてとんでもないですが、そう言ってもらえると励みになります。ありがとうございます!

      食事療法がトラブルなく進んでいるようでよかったです。私もここしばらく皮がうろこ状にくっついた状態が続いてたんですが、ある日洗顔したら一気に取れてしまってまたちょっと赤みが…。という状態です。サラサラ肌、いいですね。私もお粉が使えるくらいに安定させたいなぁ。長期戦は覚悟しているので、悪化しても焦らず気長に頑張ります!酒さに関しては経験された方のお話がとても参考になるので、コメント、本当にありがたいです。
      ステロイドの離脱症状はどこを見ても辛そうですものね…。気軽に外に出て遊ぶっていうのも難しいし、肌もそうですが、心のダメージのコントロールが本当に大変。天気のいい日に気にせず出かけたいですよね。

      自律神経とか、ゆったりした運動、大事ですよね!私も意識しています。ヨガはかなりサボってしまっているので、また始めようかな。太極拳も楽しそう(*´∀`*)
      そうですね、少しでも良い状態で過ごせるように、頑張りましょうね!

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